俳句・短歌 句集 俳句 日常 2025.07.28 【句集】小樽築港駅付近にて――俳句でつづる小樽の街並み。「石畳の 海岸通り ななかまど」他5句 青鈴 【第3回】 蒼 のり子 小樽の俳句でつづる四季の旅 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 小樽の街並み、四季折々の自然、日常のささやかな瞬間…五・七・五に込められた「小さな幸せ」。 五感を研ぎ澄ませて暮らすことで見えてきた景色や感情とは。「俳句は難しい」と感じている方にも手に取ってほしい、俳句にのせて綴った珠玉の句集。※本記事は、蒼 のり子氏の書籍『青鈴』(幻冬舎ルネッサンス)より、一部抜粋・編集したものです。 【前回記事を読む】【句集】小樽を舞台に「小さな幸せ」を五・七・五に込めて…「母の家へ 通ふ長靴 初列車」他三句 一 小樽築港駅付近にて 列車来る 新雪の カーブを抜けて 被写体を 追ふカメラマン 炎天下 石畳の 海岸通り ななかまど
小説 『記憶のなかで生きる』 【第19回】 厚切りゆかり 母を火葬した。骨壺を抱えて帰宅したとき、家は静まり返っていた。母の部屋に骨壺を置き「しばらくはここで一緒に暮らそう」と伝えた。 【前回記事を読む】「これ以上の延命は苦しめるだけ」と医師に言われ、横たわる母の手を握りながら「お母さん、どうしたい?」と問いかけた。母を火葬した。骨壺を抱えて帰宅したとき、家は静まり返っていた。「ただいま」誰も答えない。「お母さん、帰ってきたよ」誰も答えない。当たり前のことなのに、その静寂が胸を締め付けた。私は母の部屋に骨壺を置いた。遺影を並べ、花を飾った。「お母さん、ここにいてね。しばらくは、…
小説 『マナ~ズメモリーズ』 【最終回】 真名 『創世記』ノアの次男ハムは、神に呪われることを許された人物だった…三兄弟に生まれつき与えられた“違い”とは 【前回記事を読む】神の力を恐れるあまり、大切にしていた動物たちを焼いてしまった…彼は自分が正しいと思い込んでいたため、さらに…無邪気(むじゃき)で素直(すなお)なハムのことをおいらは、大好(だいす)きだったからさ。そして、ノアがしたことを神(かみ)さまが許(ゆる)していることにもショックを受(う)けた。すると、神(かみ)さまの心の声がきこえた。“このノアの三人の息子(むすこ)たちは、生まれながら…