俳句・短歌 句集 俳句 日常 2025.07.28 【句集】小樽築港駅付近にて――俳句でつづる小樽の街並み。「石畳の 海岸通り ななかまど」他5句 青鈴 【第3回】 蒼 のり子 小樽の俳句でつづる四季の旅 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 小樽の街並み、四季折々の自然、日常のささやかな瞬間…五・七・五に込められた「小さな幸せ」。 五感を研ぎ澄ませて暮らすことで見えてきた景色や感情とは。「俳句は難しい」と感じている方にも手に取ってほしい、俳句にのせて綴った珠玉の句集。※本記事は、蒼 のり子氏の書籍『青鈴』(幻冬舎ルネッサンス)より、一部抜粋・編集したものです。 【前回記事を読む】【句集】小樽を舞台に「小さな幸せ」を五・七・五に込めて…「母の家へ 通ふ長靴 初列車」他三句 一 小樽築港駅付近にて 列車来る 新雪の カーブを抜けて 被写体を 追ふカメラマン 炎天下 石畳の 海岸通り ななかまど
ビジネス 『なぜ職場では理不尽なことが起こるのか?[注目連載ピックアップ]』 【第8回】 中山 てつや,中山 てつや 同期で「えい、やー!」と給料明細を見せ合うと、飛び抜けて多い人がいた。中身を見ると、「家族手当」が追加されており、その額は... 【前回の記事を読む】友人は「人事は見ているから」と言ったが、本社からの異動は、実質的には片道切符。めったなことでは本社に戻れない仕組みになっていた。 古き良き年功序列は根強い人事評価の仕組みを、自分のためだけに、ひとりで作り上げることはできません。評価制度は、入った会社にすでに存在しているもので、その枠の中で工夫を凝らしながら、上手に泳ぐ術すべを、身に着けていくことになります。世の中には、いろい…
小説 『トマホークを取り戻せ!』 【新連載】 須藤 定夢 「予想兵員数はせいぜい10〜15名程度。ただし全員、自衛隊の精鋭だ」…標的は、輸送中のトマホーク巡航ミサイル。 東京湾岸のあるビルの地下室。無機質な蛍光灯が微かに揺れる薄暗い空間で、八人の男と一人の女が円卓を囲んでいた。机の上には、輸送経路を示す地図、衛星写真、そしてトラックの車列に関する情報が広げられている。「標的は輸送中のトマホーク巡航ミサイル。タイミングは県道、トンネルの中だ。核弾頭搭載型を一基だけで良い」リーダーのコードネームは〝カイザー〞。筋肉質な体と冷静な目つきが特徴の40代後半の男だ。地図の…