俳句・短歌 句集 俳句 日常 2025.09.16 【句集】小樽築港駅付近にて――俳句でつづる小樽の街並み。「コスプレの 少年少女 スイートピー」他5句 青鈴 【第4回】 蒼 のり子 小樽の俳句でつづる四季の旅 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 小樽の街並み、四季折々の自然、日常のささやかな瞬間…五・七・五に込められた「小さな幸せ」。 五感を研ぎ澄ませて暮らすことで見えてきた景色や感情とは。「俳句は難しい」と感じている方にも手に取ってほしい、俳句にのせて綴った珠玉の句集。※本記事は、蒼 のり子氏の書籍『青鈴』(幻冬舎ルネッサンス)より、一部抜粋・編集したものです。 【前回記事を読む】【句集】小樽築港駅付近にて――俳句でつづる小樽の街並み。「石畳の 海岸通り ななかまど」他5句 一 小樽築港駅付近にて コスプレの 少年少女 スイートピー ケーナの音 涼し吹き抜け 広がり来 アンデスへ 馳せる旋律 秋祭
小説 『サトゥルヌス[注目連載ピックアップ]』 【最終回】 花田 由美子 「死んだ妹は、息子さんの子を宿していました」遮断機の下、妊婦が倒れていたことに誰も気がつかず、母子ともにそのまま… 【前回の記事を読む】海外出張から帰国した父と、1年ぶりに再会…父には現地の女性との間に子供ができた疑惑があり…二〇一〇年 悌「こんにちは、あの、加藤さんですね、私は孝一さんの友人の鈴木タカコの兄、鈴木ヤスシと申します」高齢女性にしては背の高いシルエットが目的の人だと確信した。玄関わきに咲き誇る紫のシャクヤクのように真っすぐな背筋をしている。自分に目を上げるその顔の、シワの深さもシミの多さも、彼女…
小説 『イエスタデイを少しだけ』 【第8回】 惣才 翼 高校の遠足でバスガイドに歌をむちゃぶりすると、「まずは座高の高いあなたから歌っていただきましょう。」と悪口で返され… 【前回の記事を読む】「おまえら、有り金全部持って来たじゃろうの」借りていた金を全部返すとやってきた友人。麻雀が出来るやつを二人呼べと言われたが…アクシデントは一荘 (いーちゃん)目に起こった。初心者の特性として、平和(ぴんふ)よりも対対(といとい)に走った恭平が親の二巡目。上原から出た中(ちゅん)をポンし、十巡目辺りに葵(あお)をポンした時、三人が一斉に声をあげた。「おい、誰や、誰が白を持っとる…