17. インスリン、量の不足(ピッチャーが悪い)

M: 糖尿病は「インスリンの働きが悪くて血糖値が高くなる病気」ですが、インスリンの働きが悪くなる2大要因はインスリンの「量の不足」と「質の低下」でしたよね。ここでは量の不足、すなわち膵臓から分泌されるインスリンが不足している状態を説明します。

A: ピッチャー、キャッチャーの関係でいうと、ピッチャーが悪い状態ですね! 

M: そのとおりです。例えば、インスリンと血糖値が1:1で釣り合うのを正常としたときに、インスリンが0.5しかなくて(量が足りなくて)血糖値が上がってしまうイメージです(図8)。

 

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