コイン投げは表と裏しか出ないですか

サッカーでキックオフを行うチームを決めるのにコインを投げて決めます。コインを投げて表と裏が出る確率はいくつでしょうか。それぞれ2分の1ずつというのが常識です。

しかし、ごく稀なことですが、コインが立つ可能性も排除できません。ある数学者が計算したところ、その確率は一億分の一程度だといいます。

その数字から私は宇宙に地球と同じような生命体が出現する可能性を示す数字を連想してしまいました。

それは投げたコインが立つ確率よりさらに一万分の一ほど低くて、一兆分の一程度だというのです。

われわれ人類も「宇宙人」だといえますが、宇宙人が存在する確率は、それぐらい低いのだと知ったとき、私は不思議な気持ちになりました。

そんなに低い確率で誕生した地球の生命体が、いったん誕生すると、途切れることなくどんどん「命」が継承されてここまできた。そう思うと、とても不思議だし、おもしろいことだと思ったのです。

私が商売を進める上で、いつも意識しているのは「可能性」と「実現性」と「継続性」です。

なかでも大切にしているのは「継続性」です。いくら素晴らしいものができても、それが続いていかないとおもしろくない。

たとえば営業活動です。100軒、200軒と飛び込み営業をして、その中から1軒の顧客が生まれるとしましょう。

確率は200分の1ですが、そこから取引が始まって未来へと関係が続いていく。

その「継続性」が重要だし、商売の醍醐味だといえます。