絵本・漫画 小説 第二次世界大戦 戦争 ダークファンタジー 2026.05.20 当時、アメリカはナチスとの戦争の最中だった。しかし、原爆とは比較にならない破壊の奔流が大地を焼き尽くし… シャアル 【第1回】 星々 三日月 戦争の正体を、あなたは知っているか この記事の連載一覧 第二次世界大戦下の日本。一人の軍人が、戦争を操る悪魔の存在に気づく。しかし姿の見えない敵に為す術なく、日本は敗北へと向かう。時は流れ、現代。戦火の中を生き延びた青年の前に現れた、正体不明の少女。「民衆の涙を込めよ」——その言葉の真意とは。そして悪魔と人類、戦いの果てに待つものとは。※本記事は、星々三日月の小説『シャアル』(幻冬舎ルネッサンス)より、一部抜粋・編集したものです。 シャアル―戦争という名の悪魔―
小説 『記憶のなかで生きる』 【第19回】 厚切りゆかり 母を火葬した。骨壺を抱えて帰宅したとき、家は静まり返っていた。母の部屋に骨壺を置き「しばらくはここで一緒に暮らそう」と伝えた。 【前回記事を読む】「これ以上の延命は苦しめるだけ」と医師に言われ、横たわる母の手を握りながら「お母さん、どうしたい?」と問いかけた。母を火葬した。骨壺を抱えて帰宅したとき、家は静まり返っていた。「ただいま」誰も答えない。「お母さん、帰ってきたよ」誰も答えない。当たり前のことなのに、その静寂が胸を締め付けた。私は母の部屋に骨壺を置いた。遺影を並べ、花を飾った。「お母さん、ここにいてね。しばらくは、…
小説 『僕が奪ったきみの時間は』 【第27回】 小西 一誠 元カノの実家を再び訪ねると、また前と同じ老婆が立っていた。老婆は少し寂しい表情を見せた後、僕を中へ入るよう促して… 【前回の記事を読む】彼は車内で絶望した――元カノの家が近くなるほど心臓が脈打ち、これから訪れる現実を想像すると、吐き気がしてきて……「飴舐める?」ふいにかけられた声に、横を見ると、並んで座る明里さんがカバンから飴を取り出している。「ちょっと楽になるよ」「ありがとう」明里さんがくれた飴はいちご味だった。口に入れると、ほのかないちごの甘味と酸味がちょうどいい具合に広がる。舌の上を転がる飴は、歯に当た…