僕の話をもう少し話させていただきます。
方舟から降りてから様々な仕事をしました。しかし駄目でした。病が再発してしまうからです。
結局40才から4年間、集中的にカウンセリングを受けました。
カウンセリング治療は死闘でした。それはそれは壮絶な闘いでした。命懸けで耐え切り、完治させました。
その後社会復帰に向けてリハビリとアルバイトをしていました。
そこに、コロナが来ました。僕は元々感受性と直感知︑暗黙知能力が高いタイプだったので、コロナ禍の社会の動きに凄い影響を受けました。仕事もそんなになくて時間もあったので研ぎ澄まされた本能の赴くままに、無我夢中で本を読みあさりました。
何か山籠りしている宗教者みたいな状態になり、異様に脳ミソが回転しました。そしてわかっちゃいました。現代人文明の歪みが、病巣が。
僕は、底辺から日本と世界をじっと観察してきました。誰も底辺にはプレッシャーをかけないので、リラックスして分析できました。そして結論が出ました。社会や世の中の常識に従って生きていったら100%不幸な人生の結末が待っている、と。
そして、人間はもう一度生物としてやり直すしかない。
その手引き書を書いてみよう。
世の中に提示してみよう、と決めました。
歴史上の偉人たちはよくこんなことを言っていました。
迷ったら原点に帰れ、と。
ならば、僕はこう宣言します。
「人間よ、生物に帰れ」と。