【参入市場の決定と問題点】
前項でいくつか市場を紹介しましたが、その中でも自分が注目したのは「ギミック」でした。理由はいくつかあります。
組織内的な理由
まずVRC合法チート研究会が持っているリソースとして、TKSPさんのUnity開発力・ギミック開発力、セットアップツールが非常に強力であり、それらを生かせるのが「ギミック市場」であると考えたためです。
また既存の「3Dモデル市場」参入にあたり、VRC合法チート研究会の立ち上げメンバーに3Dモデラーがいなかったことに加え、参入することに「自他ともに〝目新しさ〟と〝面白さ〟を感じなかった」ことが挙げられます。
市場的な理由
当時「ギミック市場」が実態として「市場」とはあまり呼べない状況で、価格帯やマーケティング例の先行者になれる可能性がありました。詳細は後述します。
またネガティブな理由として、「3Dモデル」の市場は既に確立し、大手と呼ばれるサークルや、ブランドが乱立。新規での参入コストの高さや、出しても埋もれてしまう可能性があったためです。
さて、着眼した「ギミック市場」について。前項でも軽く述べた通り、分析時に市場としていくつか課題があると感じました。
大きい部分を挙げると下記3つが挙げられます。
①無料の作品が大半
②マーケティング事例が極端に少ない
③ユーザーに利便性・画期性が伝わっていない・伝わりにくい
注1 マテリアル:3Dオブジェクトの表面の特性(光や色の反射・吸収され方を制御するための設定の集合)を定義するもの。マテリアルはシェーダーやテクスチャを含んだものであり、3Dオブジェクトの最終的な質感・見た目を決定するもの。
次回更新は6月3日(火)、8時の予定です。
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