【前回記事を読む】「おお動画の神よ、おおYouTuberよ、今こそ私を助けておくれ」神に祈り、そしてYoutuberにバズりを求める!
第二歌
マリアは言いました
『お前に心酔しているあの男が、お前の助けを乞うています、
その男を救いなさい』
間にルチーア※1という女神が立って私の所に来てくれました
私はラケルという女神と一緒に座っていましたルチーアが言うには、
『神の自慢のベアトリーチェ、
なぜあなたをあれほど愛した男ダンテを助けないのですか?
あなたの為に俗物の群れを離れて半殺しの目に遭っているのですよ
あの男ダンテの悲鳴が聞こえませんか?
大河のほとりで死が彼を襲っているのが
あなたには見えませんか?』
この言葉を聞いて、そんなに責めなくても、と思いつつも、
笑みは少しも絶やさずに、
この下界に降りてきたのですここリンボに素早く来たのです
私はあなたの雄弁を信じます
それはあなたの名誉でもあります』
夫人は私にこう語り終えると
ギラリと光った目を伏せた 急がなければと私は思った
こうして、お前の所に来た、夫人の命令だ、あのベアトリーチェだ
獣からお前を救ったのはひとえに夫人が怖いからだ
恐ろしい、恐ろしい、死んでまうやろ………もう死んでるんですけどね(笑)
さぁ、どうだ、なぜぐずぐずする?
なぜ、能書きばかりたれる?
なぜ、さっさとと行かない?
このように三女神が、
天にあって心配してくださるし、ギラリと睨むし、
私の嘘、方便も、お前には わかるだろう?」