【前回の記事を読む】色違いの3つのバケツに不良形態ごとに油性ペンで明示。加工不良発生の都度、各バケツに放り込んでもらい不良が激減
第3章 基礎段階
2 まず「問題点を見つけやすくする」行動をしよう
事例(4)変化点ボードも活用できる!
「変化点ボード」を使っている、または過去からの伝統で使い続けている職場も多いが、どれほど改善に使われているだろうか?
使われていない方々のために、少しだけ紹介しておくと、
毎日毎日の変化点を4つ(4M=人、材料、機械設備、方法)の視点で確認してみたり、6つ(5M+1E=+測定、環境)の切り口でその日の変化点を書き出してみる......ということがスタート。そのステップは、
1それぞれの変化点を書き込む
2変化点に合わせた対応を書き込む
3朝礼などで共有する(ベクトル合わせ)
4空き時間に現場の状況を再確認する
5さらなるコメントを追記する
......と、ここまではありきたりで単なる「当たり前」のルーチンワークとか、やらされ仕事の姿。もちろん、所期の目的はそれなりのことが得られていると思う。