アンナ、ああ、私の可愛い姫君、何より貴女を愛します。

だから貴女と、貴女だけのいる貴女の世界へ連れていって下さい。

仮令(たとえ)、この命、身体、朽ち果てようと貴女を守り抜きます。

そしてどうか、私を貴女の隣に置いて下さい。

いつまでも抱き締めます。

いつまでも愛の言葉を囁きます。

いつまでも貴女の隣で。

だからどうか、僕に零(こぼ)れただけの愛を下さい。

それを啜って、貴女の隣でいつまでも生き続けたい。

いつか貴女へ贈ったシャレルやティファリーやカルチネなんかも、僕の貴女を思う心の宝石箱には敵わないんだ。

本当は要らないのだ。

本当に必要なものは僕にとっての貴女の様に、貴女にとっては僕なのだ。

そうじゃないと生きていけ無いのに僕が生きていけるのは、きっと貴女が僕を必要としてくれているから。

証拠だってある。

アンナは僕のために料理を作ってくれるし、洗濯物だってしてくれる。

それに僕を深く愛してくれる。

だから僕は生きる。

本当はしたくない仕事だってアンナの事を考えながらなら続けられるし、仕事の事を考えた時の頭痛だってアンナを思えば吹き飛ぶ。

唯傍(ただそば)にいたい。僕の愛は唯それだけの愛だから。

唯、そのために僕は君から離れられずにいる。

 

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