【前回の記事を読む】彼女のあの目に見られると、世界の全てが奪われて、僕は彼女の事しか考えられなくなってしまう。僕の目には彼女しか映らない。♢同じ時間、アンナは彼の事を考えていた。 リィド、貴方は優しいわ。帰って来るといつも肩を抱いてくれるし、夜には私を温めてくれる。心まで温まるわ。でも、貴方は私の前で一度怒声を上げた事があるわね。何故、いきなり怒鳴ったのかしら。でも、私にじゃないの。壁に向かっ…
[連載]悪魔に下す鉄槌
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小説『悪魔に下す鉄槌』【第4回】南 十士郎
マフィアの青年が恋人に告げたこと「やっぱり君とずっといたい。僕は、こんな仕事をしているから…」
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小説『悪魔に下す鉄槌』【第3回】南 十士郎
彼女のあの目に見られると、世界の全てが奪われて、僕は彼女の事しか考えられなくなってしまう。僕の目には彼女しか映らない。
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小説『悪魔に下す鉄槌』【第2回】南 十士郎
僕はこの仕事をしていると頭が痛くなる。社会の端っこの隅っこで生きる僕たちの仕事――生きる資格がない者のものと自覚していた
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小説『悪魔に下す鉄槌』【新連載】南 十士郎
僕はマフィアの家系に生まれたけれど、本当はマフィアの仕事が好きではない。ごく普通のありきたりの幸せを手に入れたい…