M それはね、未婚の男女や既婚のご婦人たちの間でも、いろんな遊びや楽しいことが身の回りにたくさんあることで、人生への考え方が大きく変わってしまったということだよ。
なかでも、未婚や晩婚の男女については、結婚して経済的なことや子ども等のことで苦労するよりは、一度限りの人生を思いのままに自由で楽しく過ごしながら、自分の一生を終えることの方が得策といった考え方になってしまったということよ。
W 確かにその通りかもしれないねー。何せ、今の世の中は未婚や晩婚の男女に限らず、いつの間にか既婚のご婦人たちにあっても幼子を家の留守番役にして、居酒屋で一杯とか、カラオケ店でストレスを発散させるなどして、夜遅くまで楽しい一時を過ごす風潮が何となく見受けられるもんね。
M いや!! それだけではないと思うよ。例え外出はしなくても、夜のテレビ番組に夢中になっていることで、床につくのが遅いこともあってなのか、夫婦の夜の営みも自然と疎遠になっているみたいだよ。このような夜遊びやテレビ鑑賞が、ややもすると子づくりを阻害していると思えないか。
W そう言えるかもしれないわ。要は、あんたが言うように子づくりも夫婦の大切な仕事の一つであるということを認識してこそ、初めて出生数も増えていくだろうからね。例え、それがセクハラと言われようが、こちらもそう思わざるを得ない状況ね。
M わかってくれるかね。楽しさ一杯の今の社会状況が、未婚であったり、晩婚にしているわけで、結婚しない二つ目の大きな理由でもあるんだよ。また、既婚者もいろんな遊びや楽しみによって妊娠・出産を遠ざけているとも言えるんではないだろうか。
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