【前回の記事を読む】人、アルコール、カフェイン...etc 治療薬のない依存症。行き過ぎた行為は生活を脅かし、時には犯罪になることも。

第一章 元気になるってどういうこと?

依存症について

繰り返しますが、依存症の怖さは、基本的に薬はなく最終的には自分で止めるしかないことです。自分でその行為などから離れ、別の何かで気持ちを変えていくしか、方法はありません。

ここで大切になってくるのは、やめようという意志ですが、その支えになってくるのは、周りの理解やサポートです。飲酒などでは断酒会(だんしゅかい)が多くありますし、薬物などもダルクなどの団体が有名です。依存症の場合は、依存症の人同士がお互いの気持ちや状態を話し合い、共有することが克服に大きくつながると考えられています。

また、当事者の家族の会も多く存在します。つらいのは自分だけだという気持ちが、ますます状態を悪化させますが、同じ境遇の人同士が話し合うことによって、自分だけではないという安心感や気づきが生まれます。これを、ピアサポートといったりします。

また、依存症の人は、その状況を隠しがちですが、なるべくオープンにして、周りの人達にも共有してもらうことも大切です。

ほとんどの依存症は一生つきまといます。しかし依存症は克服していかなければ、自分も周りも不幸にします。また最悪の場合、死につながる場合もあります。依存しなくても元気に生きていられる、そんな状態が好ましいと思います。

元気と病気の関係 元気になるって結局どういうこと?

ここまで人間についての話から始まり、いくつかの病気や障害、依存症について説明してきました。

それでは元気になるとはどういうことなのでしょうか。確かに病気や障害は大変なことも多いですが、元気でいることと、病気や障害の有無は関係ないと思います。なぜかといえば、これまで述べてきたように、精神疾患や障害は、個性のようなものであり、特別なことではないからです。