重い病気や障害を持っていても元気な人は大勢います。逆に病気ではない人でも、元気がないと感じる人もたくさんいます。私の周りや知り合いには、難病などの重い病気や障害を抱えながらも、笑顔でバリバリと仕事で活躍していたり、趣味の世界などで楽しく生活している人がたくさんいます。
がんで余命数か月といわれながら、元気に活動をされている方も、私の周りに何人もいますし、がんや難病でも生き生きと活動されている方の実話に基づいた映画や、講演会をされている方も、たくさんいらっしゃいます。
その一方で不安や悩みを抱えながら、家からほとんど外に出られない友人もいます。
では元気に生活している人の共通点は何でしょうか。私は、「自分と向き合い、自分を受け入れている人」、「前向きに毎日を生活している人」だと思います。生きていたら嫌なことや、つらいことはたくさんあります。自分の嫌いなところや、うまくいかないことは目につくものですが、これらには、考えても努力しても変えられないこともあります。
しかしどんなにつらい状況でも、嫌な自分でも、1つくらいは良いこともあるはずです。そこに目を向けられれば、「自分の人生も捨てたものではない」と元気が出てくるはずです。また、「今はうまくいかないけれど、いずれはまた良いことが起こる」と信じることで、元気も出ます。
これはなかなか簡単にできることではありません。どんな人だって元気でいられる時もありますが、嫌なことがあったり、別にそうでなくても元気の出ない時は、必ずあります。では元気が出ない理由は何でしょう。
おなかがすいている、寝不足、身体の不調、嫌なことや悲しいことがあったなど、単純に分かりやすい理由であれば、それが解消する方向に進めていけばいいのです。
厄介なのは、理由が分からない、あるいは理由が分かっていてもどうすることもできない場合です。どうすればよいのでしょうか。第二章では人が元気になれない理由について、第三章では元気になるにはどうしたらよいのかを考えていきたいと思います。
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