PART 2 国公立大学の一般入試

一般入試の1次試験(共通テスト)と 2次試験(個別学力試験)の中身

国公立大学の場合、1月の共通テストが 1次試験になります。受験生は原則 5教科 7科目の受験をします。2次試験(個別テスト)の受験は共通テストの結果を自己採点してから出願します。

(1月中旬以降)試験科目は基本 4科目と小論文、面接になります。

受験生は 2次試験(個別学力試験)に向けて、自己採点を「共通テストリサーチ」にかけます。これは国公立の受験生全員がやります。自分の受験したい国公立大学の合否の判定をしてもらう制度です。この判定には10月に行われる予備校の全国模試の偏差値が使われます。この数値と共通テストの自己採点とを取り込んで全国の受験生の中での相対評価(A~E)が出るのです。

ここで、強気で行くか安全策で行くかを決めることになります。大学によっては 2段階選抜と言って、2次試験の倍率を 3~ 5倍に抑えるためにこの共通テストで「足きり」を実施することもあります。ですから、あまり強気ではいけない傾向にあります。

しかし 2次試験(個別学力試験)の過去問の特性を見て相性がいいとか得意科目で勝負できるといった個別要件があれば強気で出すこともまったくありです。

このように受験生は共通テストリサーチを見て、実際に受ける大学を決めて出願することになります。

大学の決め方は、まず大学の募集要項をよく知ることです。

まず、共通テストと 2次試験(個別学力試験)の配点の割合を確認してください。例えば東京大学では共通テスト:2 次試験(個別学力試験)の配点割合は 2:8、東京医科歯科大学は33.3:66.7です。横浜市立大学は41.7:58.3になっています。いずれも 2次試験を重視していることになります。

逆に徳島大学は69.2: 30.8で、佐賀大学は67.7:32.3ですので、共通テストが重要であることがわかります。

       

【前回の記事を読む】医学部一般入試の1次試験は筆記テスト。受験科目は一般的に英語、数学、理科2科目の4科目。3科目、2科目入試の場合は高倍率!

   

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