第二章 参拝の環境

二 四国の詩 修行土佐路・高知の道

一          目指す岬は遠くに霞む  波のリズムに心を揺らし            

     海辺の道を揺れてゆく  塩の香りを胸いっぱいに           

     夕陽の時を待っている  黄金の道を歩くため

二          向かう岬は霞んで遥か  磯に砕けて飛び散る波の            

     猛る唸りを聞きながら  今宵の宿は磯の上         

     荒い波音が心を揺らす  思い砕ける磯の宿

三          遥かな岬に心が向かう  磯の波音に心を乗せて

     風に絡ませ聞いている  明日に思いを巡らせて

     耐える心を確かめる   無常の縁をたどる道

四          岬回ればまたまた岬   今日も塩香に心を浸し

     小鳥の声を聞きながら  近付く岬を引き寄せる

     白波遠く音もなく    海辺は静かな夕の道

     ~赤めいて 夕陽は雲を 置いてゆく~

24番―最御崎寺 室戸山・明星院

虚空蔵菩薩 

真言=のうぼう あきゃしゃぐもん きゃらばやじほう おん ありきゃ まりぼり そわか

独り言=山門は両面仁王 求聞持法か? この頃物忘れがひどい、何年・何月何日・何曜日?

25番―津照寺 宝珠山・真言院

楫取地蔵菩薩

真言=おん かかか びさんまえい そわか

独り言=ここの階段はゆっくりと……真言を唱えながらゆっくりと

26番―金剛頂寺 龍頭山・光明院

薬師如来(本堂参拝 諸仏に無心)

真言=おん ころころ     せんだり まとうぎ そわか

                                  

独り言=本堂内陣仏の集会場!? あちこち合掌、南無・南無・仏・仏