春の自由律俳句
その1 ―二〇一六年頃― 〈春の山・河・街〉

① 春の山路

 

背を照らす 命の陽差(ひざ)しありがたし 春の山路(やまじ)

② 春木の影法師

 

春の木の影法師(かげぼうし) すぐに芽が吹きそうで

③ 落下して

 

影から日が大きく額(ひたい)を出し 春が左から落下(らっか)して

   

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