これだけでも、指示された感覚は、だいぶ減りますよね。更にIメッセージを加えると、次のような表現になります。「洗濯物を畳む手伝いしてくれると、パパとっても嬉しいんだけど、どうかな」
ポイントは
指示ではなく、主語をI(アイ)に変え、疑問形で問いかけること。
これは、会社でも一緒ですよね。次の上司からのコメントはどちらが良いでしょうか?
A:「一昨日依頼したレポート、本日の提出、間に合わせてよ」
B:「一昨日依頼したレポート、本日の提出、間に合わせてくれるかな? 期限内に間に合わせてくれると、とっても助かるんだけどな」無論、Bが気持ちいいですよね。
小学生くらいになると、高圧的な命令口調なのか、物腰の柔らかいお願いなのか、表現、態度ですぐに分かります。語尾をちょっと変えるだけ、たった一言を添えるだけで、命令・指示から、自分で意思決定が出来る余地が生まれます。
自分の行動は、自分で決めたいもの。自分で主体的な選択が出来るような声がけを意識したいですね。
⑤スキンシップを日常化する
2019年4月に池袋駅前の歩行者に高齢ドライバーが突っ込んで死傷者が出た事故。翌月川崎市でスクールバス待ちの園児を切りつけた事件。命を失うことの情報が入ることが立て続けに起き、「我々の命はいつどうなるか分からない」という現実をつきつけられました。
そこで、我が家では、家族が出発する前に
「アライブ~」
と言って、玄関でハグし合って、送り出すことしました。