第3章 パパの心と行動をプラスにする33のプチ工夫

子供との関わり方の構成

④命令口調が嫌なのは子供も部下も一緒

世界的ベストセラーになったD・カーネギーの名著『人を動かす』。この中に「人間は人から指示されたくない、自分で決めたい生き物である」と記載されています。

僕は、これを読んだ時、この原則は大人だけでなく、子供にも当てはまるのだと思いました。

ついうっかり

「お片付けやりなー」

と、子供達に言うと、不機嫌な声で

「知ってるよー(怒)」

と返ってきます。やはり、人間、指示されるのは面白くないもの。これは大人も子供も一緒ですね。

もちろん全て自分で考え、行動出来るように育てられれば良いのですが、なかなか現状は難しい面もあります。そんな時は語尾をちょっと変えるだけでも、子供に伝わる印象が改善します。

すなわち、命令の「○○やりな」の「りな」を「かな?」に変える。例えば、

「洗濯物畳んで。手伝いやりな!」

と半命令的な指示を語尾だけで変えてみます。

「洗濯物を畳む手伝いをやってくれるかな?」