南にメキシコと国境を接するアメリカにとって、国境を越えてくるメキシコからの不法滞在者は大きな社会問題の一つとなっているため、オーバーステイに関してはかなり厳しく見られるようです。
この家族を見ていて、今は二児の父親として真面目に生活しているのであろう彼の若気の至りに対して、「どうか寛大な処置をして下さい」と心の中で願うばかりでした。
いよいよ自分たちの順番が回ってきて、流ちょうな日本語を話す三十代と思われるアメリカ人の担当者に面談をされることになりました。
「奥さんを日本に残して息子さんと二人でアメリカに行くと、奥さんがかわいそうじゃないですか?」などと聞かれましたが、「今はスカイプがあるし、毎日でも顔を見て話ができるので問題ありません」などと通り一遍の話をし、無事に面接は終了してF―1ビザが取得できることとなりました。
アメリカは移民の国ですが、未だに毎年数多くの移民が入国してくる状況ですので、感染症などの広がりについては当然神経質になっています。長期の留学に当たっては、英文で書かれたIMMUNIZATION RECORD(予防接種の記録)を提出する必要があります。
一般的には、母子手帳などに記載されている予防接種の記録を元に、かかりつけの内科医に依頼すれば、数千円程度の費用で作成してくれます。
海外旅行を経験したことのある方は、クレジットカードの便利さを十二分にご理解なさっていることと思います。現金を持ち歩かなくて済む、サインが必要なため不正使用されにくい、一定の条件にもよるが、万が一紛失して不正使用されても保険によってカバーされる、などの利点がありますので、長期の海外留学生活においては、クレジットカードは必需品です。
それと、長期の海外生活をする上で、その地域に銀行のアカウント(口座)を持つことは必須となります。
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