第4章 血の契約とは
それでは、神様・主イエスと契約を結ぶという、キリスト教での実際の契約とは何でしょうか。
神様が人に対して求めているのは、「血の契約」であって、この契約は一旦交わされると、互いに相手の血が自分の身体に流れ合うので、本当の親子以上に親密な関係になるのです。
つまり、それまでの自分ではなくなり、今まで存在していなかった「主イエス+私」という「過去のない新しい人格に生まれ変わる」のであり、すべての人が次の言葉で教えられてきたことです。 この霊的概念を自分の思考・行動に具現化しなければなりません。
「Ⅱコリ」5:17 ですから、だれでもキリストのうちにあるなら、その人は新しく造られた者です。古いものは過ぎ去り、すべてが新しくなったのです(同意節、「エペソ」4:22~24、「コロサ」3:9、10)。
しかし、日本ではキリスト教が「血の契約」であるとの根本論理が無視されてきたので、「新しい人」が契約の義務としてどんな行動を取らねばならないか、が知らされていません。つまり信仰の本質が「空念仏」で終わっているのです。
契約とは、互いに祝福となる結果を与え合う交換条件の実行です。それを具体的に分解してみると、相手方の要望(してほしいと願っていること)を、他方が実現させる動きを取ることです。これが「契約の義務」として双方が果たすべき責務となります。
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