第3章 神様が用いる手段は「血の契約」
そして神様は、イエス・キリストを救い主と信じるクリスチャンを「第2の義=神の義(私の目には、あなたは高価で尊い)」と評価してくれて、イエス・キリストがサタンから取り戻した地上の支配権〔イエスの名(に集約された権威)〕をクリスチャンに与え、神の子としての権威をくださり、クリスチャンがこの地上で、[イエス・キリストの代理者]として神の御心(サタンの仕業を打ち砕く)を行うようにされたのです。
このキリスト教の真理を、主イエスは異邦人への伝道者となる使徒パウロに、ダマスコへの途上で、直接語りかけて教えました(「使徒」26:12~23節、「使徒」9:1~18節)。
「使徒」26:15(前略)。すると彼は言った、『わたしはイエスで、あなたがたが迫害している者である(著者注:サウロ、後のパウロはイエス自身の声を聞いた)。
26:18 それは彼らの目を開いて、暗やみから光に、サタンの霊の下から神に立ち返らせ、彼らが罪の赦しを受けることで、わたし(イエス)を信じる信仰によって聖なるものとされた人々の間で、天の相続権を得るためである』
26:19(前略)。私は、この天からの啓示(イエスの指示)に従いました。
神様の御心とは、創造の初めの時《「創世記」1:31神がお造りになったすべてのものをご覧になった。それらは非常に良かった》のように、再びすべてが神様の秩序の中にあって、美しい存在であるように、生まれ変わった人=クリスチャンがこの地上の支配者として、与えられた権威を行使するようにさせる(エデンを受け継がせる)ことなのです。
それはまた、旧約聖書創世記3章で定められた、神様とサタンとの「霊の戦い」の結果として、人間がサタンに勝ち続けなければならないことであるので、主イエスはパウロに、「キリスト教として宣教する」ことを命じられたのです。
その手段が新しい「血の契約」であり、それは論理的にクリスチャンとは、イエス・キリストの血が自分の身体に流れる者[イエス・キリストの分身]になったのだから、主イエスの働きをするのが当然の義務となっています。