第2章 「風水家相」を知ると幸せな家づくりが見えてくる
家相学の基本
それでは、風水を取り入れた日本の家相学の基本をご説明しましょう。風水家相の基本となっている考え方に「陰陽論(いんようろん)」と「五行論(ごぎょうろん)」があります。
陰陽論とは、世の中の全てのものは「陰」と「陽」のように正反対の性質が組み合わさってできているという考え方です。
例えば、明と暗、プラスとマイナス、強と弱、男と女といったような組み合わせです。同じように家の中にも陰と陽があり、吉と凶が存在します。風水といえば、よく目にする「太陰対極図(たいいんたいきょくず)」があります。
丸の中に黒と白の勾玉が組み合わされているような形のマークですが、これも陰と陽のバランスを表しています。
白が「陽」、黒が「陰」を表していて「天地万物あらゆるものは陰と陽のバランスによって成り立っている」という意味があります。
このマークに象徴されるように、風水家相ではこの陰と陽のバランスがとても大切だと考えます。
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