とはいえ、この世には数多と人がいて、そして周りとどうしても比較してしまうと思う。

勝ち組とはいえ、やはりあの人と比べると自分は劣っているのでは、自分はあまり役に立っていないのではと思ってしまうかもしれない。

そんな時に考えてほしいことがある。

ピアノを弾く、絵を描く、ダンスを踊る。

みんなそれぞれいろんなスキル、才能を持ちあわせている。

わたしも、小さい頃から勉強、運動、その他どんなことにおいてもなんでもそつなくこなせるとみんなに思われてきたと思う。

たしかにものすごく何かに劣っていて劣等感をいだいた、という記憶はない。

でも、じゃあ、わたしってどんな才能を持っていると胸を張って言えるのだろう、と考えてみた。

確かにいろんなことに好奇心を持ち、いろんなことに挑戦し続けてきた。

そしてトライしたら大抵のことはある一定のレベルまでにはなれるということもよくわかっている。

でも、何か突き抜けるような才能があるのかといえば、何もないのかなと思う。

でも、一つだけあると言えば、「続ける」という才能かなと思う。

しんどくても苦しくても大抵のことを継続して頑張る。時に歯を食いしばって、時に大泣きしながらも。

すっとあきらめて、別の道に進んだほうがよっぽど効率よかったんじゃかろうか、というような経験も何度もしてきたし、これから先もまたあるんだろう。

でも、コツコツ、コツコツ、とにかく「続ける」という才能はあると思う。

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