5.自宅療法
睡眠時間を6~7時間確保し、毎朝の起床時刻を一定にする。起床後は朝日を数分間浴びる(曇りや雨の朝は、朝日のある方向に顔を向けて浴びる)。
その後、白湯を飲んでから軽い体操や散歩をして、腹式呼吸により酸素を取り込む。食事前に、扁桃七穴と足三里・三陰交・復溜・湧泉・裏内庭への温灸をする。
又、冷えに留意した服装・食事を継続していれば、更年期障害を軽くする事ができます。
頚椎症(ムチウチ症・五十肩の治療法を含めて)
1.概要
頚椎症は、頚椎から出る血管運動神経が圧迫され、各神経支配領域の組織の新陳代謝が阻害され、運動機能が低下することで、知覚異常や痛みが出ることもある不定愁訴症の総称です。
2.頚椎症の原因別分類
・ 加齢による頚椎摩耗による椎間狭窄が原因で、手足の痛みや痺れだけでなく、下肢の痛みや痺れもおこすもので、五十肩はその典型です。
・ 頚椎の過伸展・過屈曲による椎間板ヘルニアが原因となるもので、ムチウチ症が、その典型です。
・姿勢性の骨格変形が原因となるもので、スマホ首や猫背が、その典型です。
3.症状
いずれも、各頚椎から出る血管運動神経が圧迫されて、血流が減少し、組織が固くなり、筋肉運動機能が低下し、痛みやしびれを伴うこともあります。
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