第三章 ちいたび会との出会いと就労支援
1 ちいたび会
交流会
ちいたび会では、月一回の交流会が開催されていました。通常は、まずその月の誕生日の人たちをお祝いする会が行われ、お茶とお菓子を食べながらお喋りします。
そしてその後は、本人組(認知症当事者)と家族組(介護者)に分かれた活動をします。本人組は、風船バレーやゲームなどのレクリエーションをして楽しみます。一方、家族組は介護者が現状や困っていることを話して、それに対して専門家や看護師、そして経験者がアドバイスをしてくださいます。
家族組でのアドバイスが、介護者である私にとってはとてもありがたかったし、助かりました。さらに終了後は、懇親会が開かれていました。
イベント
交流会のほかにも、泰子さんたちにとっても、私たち介護者にとっても、楽しくて役に立つ、次のようなイベントが多数企画されており、ちいたび会の知見の深さや経験の豊富さに助けられてきました。
勉強会
◦介護保険で使える制度について
◦防災についての話
◦車椅子の使い方の基礎講座
◦利用できるサービスと小規模多機能のお話
◦救命救急を学ぶ
鑑賞
◦チアガールのダンス
◦オーボエとピアノの演奏
◦歌と南京玉すだれ
◦ハワイ♪フラダンスを楽しもう
◦津軽三味線と篠笛
◦ヴァイオリンとピアノのミニコンサート
◦獅子舞