■2021年11月9日

昨夜も21時以降に、発熱と骨盤から左脚にかけて痛みが発生した。新たに大腸の強い痛みも加わり苦しんだ。大腸の痛みは3時間間隔で襲いかかる。その後は決まって腹を下す。

女性として、若い方に対処頂くことが最も精神的ダメージが大きい。またダメージは蓄積もする。

一切気にするなと話しても、今の妻には届かない。そんな中、毎日16時からのリハビリは唯一、妻の心が蘇る。

仰向け状態から右脚をまっすぐに伸ばし、天井に向けて5センチほど上げる訓練は必死。しかし、このこと自体が生きている証。残念ながら、左脚は事故発生時の脊髄圧迫が原因なのか分からないが全く動かない。

しかし、1本1本の神経が再生し始めているせいか、細くなった膝の筋肉がピクピク反応している。些細な変化が嬉しくて涙が溢れた。これもまた、生きている証なのだ。

■2021年11月10日

大腸の痛みに15分おきに襲われ、一睡もできぬまま朝を迎えた。脊髄担当医から骨盤骨折による左脚のしびれは将来消えない場合もあると説明を受けた。顔面蒼白となったが、今は座れるようになることを日々の課題として向き合いたい。

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次回更新は7月18日(木)、20時の予定です。

 

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