大人の発達障害を持つ方は、当の本人でさえも発達障害を持っていることに気付かず生活をしている人も、まだおられるかと思います。
日々の生活や仕事の場面でミスを繰り返してしまうことが自分の努力不足だと感じてしまったり、周囲の方からも本人の努力不足だと誤解されてしまったりすることもあるでしょう。
また、自分自身を“不甲斐ない”などと責めて間違った自己評価をしてしまいがちですが、だからこそ正しい知識が必要なのです。
発達障害を持つ方は正しい自己評価ができて自己肯定感が増えていくと生きやすくなることと思います。また二次障害で心の病気になってしまった方は薬の力を借りることや、根本的な問題が解決するよう何が足かせになっているのか自分の心の中を整理することが大事だと思います。
心の整理といっても、それは簡単なことではないでしょうけれども、自分の心の中の不安や悲しみは自分にしかわかりません。生活や心の整理をしても生きている間に次々と問題は起こりますし、乗り越えなければいけない壁が出てきますが、まずは自分の土台を作ることが大事になってきます。
それが、幸せへの架け橋になることと思います。
自分に診断名が付くことが嫌であれば、それはそれでいいと思います。自分の特徴に気付いていること、そして認めてあげることが肝心なのではないかと思います。
人は誰しもが弱い部分を持っているけれど、その弱さを自覚することで自分を守ることもできる場面が増えていくことと思います。私の場合はありのままでいると失うものもありましたが、何にも変えがたい事実が手に入りました。
私にとっては、初めの1歩は怖いものでしたが、1歩ずつ前に進んでいくうちに“格好悪くてもいい“失敗してもいい”と思える日が来ました。
消えてしまいたくなる程に辛い時に忘れてほしくないことは、自分を愛してくれている人が周囲には必ずいることと、救いの手を差しのべた先には、その手をしっかりと握ってくれる人がいることです。この2つを忘れないでいただきたいです。
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