太陽が遙かに小さく見えるのは、地球から、平均距離で、1億4960万km離れているからである。地球の自転によって、太陽が地球の周りを動いているように見えるのである。

地球は太陽という恒星の周りを自転しながら公転している惑星である。赤道面での自転速度は時速約1700km、公転速度は時速約10万kmである。

太陽は天の河銀河にあるが、銀河の中で公転しており、2億2000万年かけて一周するという。地球は二重にも三重にも動いているということになる。地球上のもので静止しているものはないのだ。

1929年、地球から遠い銀河ほど速いスピードで地球から遠ざかっていることが発見された。宇宙は膨張を続けていたのだった。そしてその膨張は加速している、ということが分かってきたという。

宇宙に星が誕生すると、やがてその内部で核融合反応が始まり、そのために星は光っているのだという。すべての恒星でそれと同じことが起こる。

太陽という恒星に例をとると、太陽の内部では水素が核融合反応を起こして、1秒間に6億5000万tもの水素がヘリウムに変わって厖大なエネルギーを放出している。

この水素が燃え尽きるまでには約100億年かかるが、太陽は既に50億年程経過しているので余命50億年ということになるという。

50億年後、最期を迎えた太陽は脹れ上がって赤色巨星となり、地球上の一切合切を蒸発させ、地球を死に追いやるという。

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