1st STAGE 東海道~紀伊半島~山陽~四国~小倉
3月23日(水)26日目 大洲 伊予 松山 愛媛県庁 今治
走行距離 99.5km/STAGE 累計距離 2613.1km/総累計距離(26日目) 2613.1km
もう午後の雨は仕方ないと、予め軽量のレインジャケットを着込み、レインシューズカバーもすぐ取り出せる状態にしてスタートする。
前半はずっと上り区間が続いたため温まった身体も、一転下り区間に入るととても寒く、凍えながら松山市内を目指すが、市内に入ると路面のアスファルトがボロボロで、まるでダートを走っている様な状況だ。
タイヤが損傷しない様注意しながらの走行を余儀なくされて肝を冷やすも、四国で最後のミッションで16カ所目となる愛媛県庁へ到着する。
ここまで何とか降られずにきたものの、昼食後に再スタートするとやはりパラパラと降ってきた。
路面は乾いている状態でもあったため、レインシューズカバーは装着するが、後はジャージの撥水性能で押し切れるだろうと踏んだものの、目的地の今治まであと10kmという地点でついに本降りの雨となる。
だがもはやここで着替えてもあまり得策とも言えず、そのまま雨に打たれながら走り続ける。
これまで降られなかった事もあって、あれ程雨に対して恐怖心を感じていたのに、今では雨具なしでも走れるとは、人間とは気持ち次第の生き物である事をつくづく感じながら今治へ到着した頃には、何故か雨は止んでいた。
そのまま明日乗船するフェリー乗り場へ行き時刻表を確認するが、2種類の船があって、早い時刻の船は基本自転車の台数制限がないが、ゆっくり目に出航する船は台数制限があり、最悪乗船出来ないリスクがある様であり、あまり朝が得意でない身としては悩ましいところであったが、しまなみ海道を引き返す気力もないので、早起きする事に決めて宿へ向かう。
今治港前には旅館が立ち並んでおり、今日はいつものビジネスホテルではなく夕食、明日の朝食共に宿で取れる事となり、こういう場合外出しないため洗濯後も部屋着のまま居られるので、身体をゆっくり休ませる事が出来て重宝する。
思えば先週の今頃に今治へ上陸してから時計回りに走り、1週間程費やして、やっと戻ってきた事となり、四国は広いと改めて実感するのであった。