2nd STAGE 中部~北陸~山陰 2022/4/16(土)~5/7(土)2189.47km
4月22日(金)7日目 七尾 能登島 能登町 曽々木 輪島
走行距離 109.2km/STAGE累計距離 768.0km/総累計距離(38日目)3739.77km
天候も回復し、今朝は昨日より1時間早く起きてスタートするが、1・5km付近でボトルをホテルへ忘れた事に気付いて引き返す事となり、早起きが帳消しとなる。
更に再スタートすると何故か霧雨も降ってきてすっかりテンションが下がってしまったが、まるで北陸のしまなみ海道と見間違える様な能登島の海にかかる橋を渡って珠洲方面へ進路を取った。
すると、それまで吹き荒れていた風速7mの強風が完全無欠の追い風に変わり、一気に巡航速度が上がって、俄然やる気を取り戻す。
当初は珠洲より能登半島を横断して輪島まで行く予定であったが、それだと140km以上走らなければならない事が判明し、昼食を食べた能登町から県道60号で半島を更にショートカットする選択をして上り始める。
半島を横断する際に上りは避けられず、伊豆半島の様に400~500mも上る状況になったらどうしようかとビクビクしながらペダルを漕いでいたが、程なくして登坂区間が終わり、どうやら後は平坦ルートが続く様で、思わず安堵する。
半島を横断して海岸線に出て、今度は輪島方面へ方向転換すると、ここまで自分の背中を押し続けてくれた強烈な追い風が一転、向かい風となって立ちはだかる事となり……。
下り区間でもペダルを必死に漕がないと止まってしまう程の風の強さであり、更に上り坂では全力で漕いでも止まりそうな状況にうんざりしながら、やっと大きな上り坂をやり過ごすと、そこは白米千枚田という棚田が一望出来る道の駅であった。
ソフトクリームをなめながら棚田の素晴らしい景観に暫し見惚れていたが、身体が冷えてくる前に道の駅を後にして、今日も馴染みのルートインへ到着。
今日のルートインはなかなか立派で温泉旅館的な佇まいであり、大浴場も露天風呂付きと、北陸のホテルは本当にコストパフォーマンスが高いと実感。
今夜はホテル内で夕食だが、ルートインのメニューは全て頭の中に入っているので、オーダー順を巡らせながら露天風呂に浸かったのだった。