第2話 素粒子って何
コラム1
2018年5月から2019年2月にかけて、世界一周旅行をした。国でいえばインド、スリランカ、イングランド、アイルランド、スコットランド、アルゼンチン、チリ、オーストラリアだ。
この間、すべてビジネスクラスで移動し、国内間の移動にも使ったが、燃油サーチャージも含めて航空券代は100万円程度だった。そんなバカなと思うだろうが、これはほんとの話。
種明かしをすると、ワンワールドにもスターアライアンスにもスカイチームにも、またその他の航空会社グループにも世界一周航空券というものがあって、西回り、東回りに地球を一周する航空券を販売している。
エコノミークラスなら40万円程度、ビジネスクラスなら80万円程度、ファーストクラスなら120万円程度で世界一周航空券が買える。1年間の予定を決めてあらかじめすべての航空券を買わなければならないなどという制約はあるが、それらさえクリアーすればお得なことは間違いない。
そのルールの説明は、ワンワールドやスターアライアンス、スカイチームなどのホームページに詳しく載っているが、主なものは次のようなものである。
・同じグループの航空会社だけしか使えない。
・1年分の航空券を事前に一括して買わなければならない。
・滞在都市数に制限(最小・最大)がある。
・西回りか東回りを選び、逆戻りはできない。
みなさんも是非一度調べてみてはいかがだろうか。
第3話 イースタン&オリエンタル・エキスプレス
アガサ・クリスティの名作で知られる豪華列車がアジアでも走っていると聞いてから、乗ってみたいという思いは膨らんでいた。3泊4日でタイのバンコクからシンガポールまで走っているという。
ベルモンドのホームページを見るとそこにはアジアののどかな水田風景を走る緑色のオリエント急行があった。憧れから始まった興味がだんだん現実味を帯びてくる。思わず申し込みのボタンをクリックしていた。
2018年3月5日
午後3時、タクシーがバンコクのフアランポーン駅に到着したところからオリエント急行の旅が始まる。タクシーが停まると同時にポーターが現れ荷物を運びながらオリエント急行のチェックイン場所まで誘導してくれる。