第3章 パパの心と行動をプラスにする33のプチ工夫
セルフトーク
ママとの関わりの最後は、自分自身への声がけであるセルフトークです。ここでは、想定外のハプニングが起きた際、的確に対処するための自分への問いをまとめました。
1 想定外の事件が起きた時
2 ママとの議論の時
3 親族間での調整が必要な時
これらも正解はありません。あくまで選択肢の一つとして頭の片隅にしまっておいて下さい。
想定外に遭遇すると、どうしてもパニックになりがちです。子供が学校でトラブルを起こして電話がきた。冷静に対応するためにはある程度の経験が必要です。とは言え、対処法はありますので、是非参考にして下さいね。
- ①想定外がやってきた時の3つのステップ
私達はお互いに相手を尊敬すべきです。だってお互いにそれほど大した人間ではないのだから。どうせ百年もすれば私達のことは完全に忘れ去られてしまうのです。─デール・カーネギー(起業家)
自分の思い通りにならないことが発生すると、気分は良くないですよね。自分が思ったことをやってくれない、相手のミスや失敗、それが繰り返される。不快スイッチが一気に発動するパターンです。
例えば、こんなことがありました。ママが行うことになっていた息子への誕生日プレゼントのネット注文。1週間前には品物があったのに、注文が遅れ品切れ状態。息子は号泣。
「注文しておけよー」
私の心の中で、一瞬よぎった言葉ですが、これをママに言ってしまったら、大惨事。任せっきりだった自分にも責任はありますし、何の解決策にもなりません。ですから、こんな時は自分に一言「まいっか。じゃあどうする?」と問いを立て、解決策を考える思考に切り替えます。
そして、息子に向かって、辛い気持ちであることをパパが理解していることを示します。「おー、ごめん、ごめん。パパ達、準備が上手く出来なかった。おもちゃ欲しかったよね」と。
そして、息子が落ち着いた段階で、こんな問いを立ててみました。「このおもちゃが欲しかった理由をもう一回教えてくれるかな?」そうすると、おもちゃを欲しかった背景、理由を確認出来ます。