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鳥の人が広場で呪文のようなものを唱えている。
アタワルパ「あれはプログラミングだ。昔の精霊のコピーを作り続けるしか今はできないがそれがこの都市を支えている。と言っている」
クステリア「技術は残っているじゃないですか、透明だから見えませんが」
アタワルパ「昔からすればとても劣化した精霊だ。簡単な命令しかできない。と言っています」
ワルテル「技術発展しようと思わないのですか？」
アタワルパ「競争は争いを生む。我々はもう戦争はまっぴらなんだ。と言っている」
ケイン「フンハウの環境はどこから生じたのか？」
アタワルパ「昔技術ある時の調査ではインカの近くに竜の王国だった時代に天体の衝突が起きた。しかし、これはただの天体ではなかった。巨大な斥力を持つ何かであった。
竜の王国は終わりをもたらしたが斥力のそれはそのまま地球の奥深くまで潜り込んで行った。少ないながらそのとき生息していた生物が一緒に落ちていってこの隔離された環境で果てしなく長い期間を生息するようになった。それが我々の先祖だ。と言っている」
信介「冷たい太陽とは何だ？」
アタワルパ「わからない。ただ長い目で見れば冷たい太陽が小さくなり続けているらしい。……と言っている」
ケイン「どうやってそれがわかるんだ？」
アタワルパ「基準の重りの質量が少しずつ軽くなっているらしい。かなりの長期調査だが。と言っている」
信介「……冷たい太陽とは何なんだ？」
キタイは何も言わない。ペイも黙っている。
クステリア「当時はアホみたいな仮説だと馬鹿にしていたんだけど……」
