エッセイ 小説 絵本・漫画 絵本 動物 現代社会 2023.08.08 【絵本】乱暴なお風呂のあと、生乾きでケージに戻されて…「そこで待っていなさい」 繁殖犬になった華ちゃんのおはなし 【第9回】 珠生 満ちる 「華ちゃん」という名前で呼ばれるまでの物語 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 日本中、世界中にたくさんの動物の命がある。厳しい環境で命を奪われてしまう動物もいれば、とても恵まれた環境で命を全うする動物もいる。そんな命の差をどうすべきなのか。動物の命について考えるきっかけになる、華ちゃんのおはなし。※本記事は、珠生満ちる氏の書籍『繁殖犬になった華ちゃんのおはなし』(幻冬舎ルネッサンス)より、一部抜粋・編集したものです。 繁殖犬になった華ちゃんのおはなし
エッセイ 『逆境のトリセツ[パラリンピック特集]』 【新連載】 谷口 正典,益村 泉月珠 右足を切断するしか、命をつなぐ方法はない。「代われるものなら母さんの足をあげたい」息子は、右足の切断を自ら決意した。 失うのは生命か右足か究極の選択まだ寒さが残る三月。午前二時。ピンポーン。「こんな時間に誰?」上着を羽織りながら玄関を開けた。そこに立っていたのは、背筋を伸ばした警察官だった。「正典さんのご家族の方ですか」「正典の母です。どうかしたんですか?」「正典さんが、国道二号線でトラックとの事故に遭いまして……」「え……、正典は無事ですか?」「現在、病院に搬送中です」動転した母は、兄と一緒に俺が運ばれた病院…
小説 『海の中の記憶』 【第2回】 中原 信 米文学ゼミでサリンジャーを選んだ私に先輩が「知ったかぶりの知識で書かないでほしい」と…私のミーハー的な態度は見抜かれていた 【前回記事を読む】大学を卒業したものの、志望通りに就職先が決まらなかった私は、レストランでアルバイトをしながら就職活動に取り組んでいた。酎ハイをお代わりしたリカコさんが、酔った勢いで後輩の私に対し、〝指導〟と〝激励〟の言葉を大袈裟に語っていると思ったが、それは違っていた。「知ったかぶりの知識で、サリンジャー班の卒論は書かないでほしい」リカコさんの強い〝要請〟には、テキストを深く読み込んだ者だけが…