痒さの検証

農業をしていると

小さな吸血昆虫どもによく噛まれる

そこで私なりの吸血昆虫の(かゆ)さの検証を

お知らせします

学術的ではなくあくまで独断です

よく 度々 遭遇するものとして

「カ」「ブユまたはブヨ、ブト」「アブ」

大御所「ヒル」を比較します

都会でもよく噛まれる「カ」は

大体アレルギーなどなければ

三十〜四十分程度の痒さです

「カ」の吸う一滴なんてしれています

しかしウイルスの媒介があるので

やっぱりパチンとやりましょう

「ブユ」は夕方になると

顔や頭部周りでブンブン飛び回り

嚙まれると痛みと痒さを伴い

腫れて二、三日は痒い

第一 作業の邪魔

「アブ」は噛まれた瞬間から

痛いし痒い 一週間は続く

噛まれる前に追い払いましょう

ハエの親分のような大きさで

なかなかパチンなんて難しいです

最後は「ヤマヒル」

こいつは本当に巧みだ

長靴を履いていてもいつの間にか

這いあがり侵入してくる

シューズなどはヒモ穴から入る

都会の人はよくズックで来るけど(くさむら)は長靴です

足首 耳たぶ 手の指の間

なんだか痒いなと思うと張り付いている

手でさっとなんか離れない

静脈の汚れた血を吸い 「カ」のように

病気の媒介もしないらしい

映画で不治の病の人がビンから「ヒル」を出して

体に這わせているシーンがあったが

なんだか治療方法の一つみたいだ

たらふく吸血すると自分から落ちる

塩をかけると 血を吐きながら死んでいく

病気の感染がないからと親切など考えなくてよい 

なんせ 噛まれると まあ痒い 痒い

一か月以上 いや二か月くらい痒い

「カ」は吸血用のストローでさす

「アブ」や「ブト」は噛みつく

「ヒル」は口全体で吸い付くので

丸い斑点のような2ミリくらいの吸い跡が残る

以上が経験と独断に基づく検証だ

学術的に間違っていたらごめんなさい