夏休みの自由研究は親も楽しむ♪

海、碧、空、それぞれの自由研究のテーマの決め方や考え方。こちらも、掛け算九九の宿題同様に、三者三様で面白い。ここでは、私自身が心に残っている自由研究を紹介したいと思います。

海が小学生になり、一学期の個人懇談会で、担任の先生がニッコリ笑って「お母さん、夏休みの自由研究は、ぜひ、お母さんも一緒にしてみて下さいね。良い時間になりますよ」と言った。私は、自分が小学生の時、母と一緒に自由研究をした覚えなどなかったので、そう言われた時はちょっぴり戸惑ったが、実際にやってみると先生の言葉通り、とても良い時間となった。

海が小学1年生の時、碧は保育園の年中さん、空は年少さんで、まだまだ手が掛かっていたので、自分のことは自分で出来るようになった海と二人だけで濃い時間を過ごすことが少なくなっていたから、意識的に作る海との学びの時間は貴重だった。

まず、海と一緒に図書館に行って、参考になる本を探しながら、何を研究するか決めた。その結果、研究のテーマは『ゴミの分別』に決定。それから、その研究に必要な道具や、必要な時間などを一緒に考えた。そして、いざ研究スタート!

自宅から学校までの通学路を、ゴミ袋を持ってゴミ拾いしながら往復する。軍手でどんどんゴミを拾い、帰る時には、ゴミ袋がいっぱいになった。帰ってきたら、家の駐車場で、ゴミの仕分けをした。

その際、私なら、びん、缶、プラスチックなど指定ゴミ袋に沿って分別するのだが、海は『大人のゴミ』と『子どものゴミ』に分けた。大人のゴミは、タバコの吸い殻やビールの空き缶だ。子どものゴミはお菓子の袋や、ジュースの空き缶、使用済ティッシュなど。圧倒的に大人のゴミが多かった。

海は「大人のゴミが多かった。ちゃんとゴミ箱に捨ててほしいです。」と感想に記入した。

ルールを言っている立場の大人が、そのルールを守れていない。さらにそのことをこんな小さな子どもから教わるなんて。