【前回の記事を読む】準備が億劫なイベントをするときの「我が家のルール」とは?
第一章 『現在の家族』と『我が家のルール』
夫婦のプレゼント交換から家族のプレゼント交換へ
結婚して二十二年。私の夫は、クリスマスや誕生日にプレゼントをくれる。あまり物欲のない私なので、いつも、そ〜と〜悩んでくれているんだろうなぁ、と思います。ANN SUIのバッグ、小倉織の眼鏡ケース、COACHのキーホルダー、どれも気に入って使っているけれど、私が一番気に入ったプレゼントは、クロッツの足用湯たんぽ。冷え性の私には最高です。お風呂あがりから布団に入るその瞬間まで履いていたら、全身ポカポカ。あ〜幸せ♪
逆に私から夫へのプレゼントは、本人希望の品。ランニング用のシューズだったり、ショルダーバッグだったり。以前はあえて自分では絶対に買わないであろうジャケットやシャツをプレゼントすることもあったけど、結局、一度しか着なかった(高かったのに〜)なんてこともあり、その時に欲しいものを一緒に買いに行くことが数年続いた。
世間には、夫婦・家族円満の秘訣はたくさんあります。私たち夫婦にとっては、このプレゼント交換が夫婦・家族円満の秘訣の一つなんじゃないかな? と考えています。それは、相手のことを想うことに繫がるからです。夫の場合は、私が喜ぶだろうなぁと考えてプレゼントを選んでくれます。そして私の場合。夫へのプレゼントを買う時は一緒に買い物をするので、夫が今何に興味があるのかを知ることが出来ます。ちなみに最近は、夫へのプレゼント選びは海にバトンタッチ。私はお金を払うだけ(苦笑)。
海が選んだものは、夫も喜んで使っている。やはり娘が選んだプレゼントは格別のようだ。海は海で、何が喜んでもらえるか考えたり、実際に聞いたり……。つまり、ここで海はそれまで知らなかった父親の一面を知ることが出来るんです。家族というのは、常に距離が近い分、お互いを分かったつもりになってしまいます。でも、人の好みは少しずつ変化します。それを再確認するためにも、家族の好みを知るきっかけになるこのプレゼント交換。
我が家では、誕生日、クリスマス、バレンタイン……と、一年に何回かプレゼントを渡す機会があります。でも、そこまでしなくても、一年に一回でも良いんです。プレゼントを贈ることは、その渡す相手を想う時間です。何に興味があるのか? 今好きなことは何か? そうやって相手のことを考える時間を少しでも持つことが出来れば、自然と家族のことに興味を持てるようになっていきます。
たかがプレゼント交換、されどプレゼント交換、私はこれからもこの習慣を大事にしたい。小さな変化に気づける関係。それが、仲良し夫婦・仲良し家族でいれる秘訣かも♪