【前回の記事を読む】生後7か月の記憶がある僕の小中学校時代…初めての恋と缶チューハイの思い出

大人への憧れ

ある日、みんなで近くの荒川に鯉を夜釣りに行く事になりました。でも、その日は100パーセント雨という天気予報だったので、まったく気が乗りませんでした。友達に相談したら、「ふざけるな!! 絶対に行くぞ」と言われた。

なぜなら僕がテントを出すからだ。こんな雨降りの日に、なぜ夜釣りに行かなきゃいけないの? そう思った。

そんな時、釣りに行く友達10人が嫌がっている僕の事を絶対来させようぜ!! という話になっていた。帰りの会の時、釣りに行く友達1人と目が合った。いさ君だ。この友達と、30年以上もつき合う事になる大親友になるとは思っていませんでした。

思わず駆け寄り、僕は「オメェのせいだ!!」と言った。いさ君も血が上って、靴を脱ぎ、床に叩きつけた。殴り合いのケンカになった。3発殴られた。僕も「この野郎」と殴り返したが、みんなが止めに入って、殴っても殴っても、顔には当たらなかった。

その時、G先生が止めに入り、思わず先生を殴ってしまった。僕はなんて事をしたんだ、そう思った。その後、G先生に理科室にいさ君と僕は呼ばれ、説教された。その時、いさ君は「ふざけるな!!」と言って、理科室から出て行ってしまった。その後、僕も「ふざけるな」と言って、理科室から出てしまった。廊下に出ると左側にいさ君が立っていた。

いさ君は「ゴメンな、俺が悪かったよ」と言って、僕も「僕も悪かったよ」と言って、仲直りした。