【前回の記事を読む】緊張の入社面接!「ああ、落ちたな」と思ったほどの“失態”とは…
ひまわりが咲く頃
すみません、今日は書くのを止めようとしたのですが、また具合が悪くなるといけないので、書き始めさせていただきますね。
先ほどの居酒屋さんへ行った時の事です。そこには別の船の船長の娘さん、Sさんがいました。少し話をしたら、もの凄く話が弾みました。四駆の車が大好き!! だと言うのです。
今度の休みの日、デートをしようという事となりました。
二人は待ち合わせ、神奈川県の城ケ島に向かいました。帰り道、八景島シーパラダイスを過ぎた辺りで「僕は君に聞かせたい歌があるんだ!!」と言い、「でも、そのCDは今持っていないんだ」と言うと、「なんの歌?」と彼女は言った。僕は、片言の英語で歌い始めた。
その時彼女は、違うよ「ブレス」だよって大笑した。その時FM横浜からその曲が流れてきました。まるで恋愛ドラマの様でした。さすが帰国子女だ!! と思った。
彼女はアメリカ帰りの帰国子女、19歳。僕は20歳の船乗り、甘く切ない恋の始まりだった。
彼女とは、いつも一緒にいました。彼女は横浜のとある駅のそばにマンションを借りていた。職場と彼女の家を往復する毎日、とても充実した毎日を送っていた。
ある日、本牧埠頭へドライブに行きました。当時は本牧埠頭の中まで入る事ができたので、真下からベイブリッジを見る事ができた。サザンオールスターズの『LOVE AFFAIR〜秘密のデート〜』が流れてくるような光景でした。
帰り道、歩きながら彼女は、「私、バレエを習っていたんだよ!!」と言い、右手を上げ、左足をすっと広げてポーズを取った。水銀灯のオレンジ色の光が彼女を照らし、彼女のつま先から伸びる影が数十メートル伸びていた。今でもその光景が目に焼きついている。僕も「こう?」と言いながらポーズを取った。「全然違うよ!!」と彼女が笑いながら「もっと指先、自然に曲げてっ!!」と言った。胸がキュンとしたのを今でも覚えている。
それから一カ月余りが経ち、千葉県のテーマパークに行く約束をしました。今まで女の子をここまで好きになった事はなく、仕事も楽しくて楽しくて、毎日がハッピーな気分で過ごせました。
今日はこれくらいにしておきましょうか。お疲れ様でした。