濡羽色の朝

夏目 ゆきお
出版社名:幻冬舎メディアコンサルティング
発行年月:2022年3月31日
価格1,320円+税
月島市内で起こったカラス事件を契機に、人間を襲う「害鳥」駆除の任を負うことになった吾郷貴之。
しかし対策と調査を進めるうちに見えてきたのは、月島市市政と自然破壊の黒いつながりだった――。
開発による森林濫伐と、それに伴う鳥害に翻弄される人々。
賢いがゆえに人間を識別して復讐する能力をも持つ鳥、カラスによる、自然界の逆襲。
目次
  1. 兆し
  2. 排除
  3. 正体
  4. 濡羽色の朝
  5. 危機管理
  6. 反撃準備
  7. 決戦、そして……
  8. 時空を超えて
  9. 宿命の決着
  10. 共存への道

掲載記事

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著者詳細

夏目 ゆきお
ペンネームは夏目漱石と三島由紀夫にあやかる。
サラリーマン生活リタイヤ前後から創作に取り組み、文学賞受賞を機に大きく変わる
二人の若き作家の友情と家族愛を描いた『流行作家』(幻冬舎刊)を出版。
本作は、二作目となる長編小説。庭に迷い込んだカラスのヒナを見たことが執筆動機。
創作信条は、「小説は読まれなければただの紙」。ジャンルを問わず面白い小説を目指す。

長男は将棋プロ棋士の杉本和陽五段。いつか将棋を題材にした作品も書く予定。