夏目 ゆきお

ペンネームは夏目漱石と三島由紀夫にあやかる。
サラリーマン生活リタイヤ前後から創作に取り組み、文学賞受賞を機に大きく変わる
二人の若き作家の友情と家族愛を描いた『流行作家』(幻冬舎刊)を出版。
本作は、二作目となる長編小説。庭に迷い込んだカラスのヒナを見たことが執筆動機。
創作信条は、「小説は読まれなければただの紙」。ジャンルを問わず面白い小説を目指す。

長男は将棋プロ棋士の杉本和陽五段。いつか将棋を題材にした作品も書く予定。

掲載記事

書籍

  • 濡羽色の朝
    夏目 ゆきお
    出版社名:幻冬舎メディアコンサルティング
    月島市内で起こったカラス事件を契機に、人間を襲う「害鳥」駆除の任を負うことになった吾郷貴之。
    しかし対策と調査を進めるうちに見えてきたのは、月島市市政と自然破壊の黒いつながりだった――。
    開発による森林濫伐と、それに伴う鳥害に翻弄される人々。
    賢いがゆえに人間を識別して復讐する能力をも持つ鳥、カラスによる、自然界の逆襲。
  • 流行作家
    夏目 ゆきお
    出版社名:幻冬舎メディアコンサルティング
    ⼩説、それは夢のため? ⾦のため? それとも……
    文学界の裏側にどっぷりと没入せよ。
    実⼒を認められてもデビューもできていない純⽂学⼩説家志望の芹⽣研⼆。かつて⽂芸サークルの仲間だった川島が、あっという間に売れっ⼦作家になった様をみて芹⽣は焦燥にかられる。そんなある⽇、芹⽣は川島から⼩説の推敲を依頼された。「この俺が川島の⼿伝いだと︖」悩みながらも芹⽣は守るべき家族のためにプライドを捨て、表現⼿法の異なる川島に⼿を貸すことにする。そうして⽣まれた、純⽂学とエンターテインメントが融合した稀代の作品『オーパス』は、世間で⼤きな論議を巻き起こす。
    ⽂学賞受賞により⼤きく変わりゆく運命に翻弄される、⼆⼈の若き才能。表現者の苦悩と葛藤を描き出し、友情そして家族の愛を問いかけるヒューマンドラマ。