第2節 無常観と「夢の世」あるいは「夢幻泡影」そして「涅槃」である死もまた夢からの覚醒を意味した。武士で俳文集『鶉衣(うずらごろも)』の作者でもあった横井也有(やゆう)(一七〇二~八三)の辞世句は「短夜やわれには長き夢さめぬ」であって、「夢」を辞世に詠み込む例は江戸から昭和の戦前まで実に多い。なお反仏教の立場の江戸時代の儒者は、例えば室鳩巣(むろきゅうそう)(一六五八~一七三四)のように「天地開…
日本文化の記事一覧
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歴史・地理『オールガイド 日本人と死生観』【新連載】新妻 健
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エッセイ『世を観よ』【第26回】坂井 音重
楽しい気分となり、少々、羽目を外してしまう
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そんな友にエールを
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エッセイ『世を観よ』【第25回】坂井 音重
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エッセイ『世を観よ』【第24回】坂井 音重
鬼でもそんな非道な真似はしない!
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エッセイ『世を観よ』【第22回】坂井 音重
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エッセイ『日本で一番ユーモラスな理科の先生』【第13回】根本 隆正
休眠打破