【前回の記事を読む】春を運ぶだけじゃない――落ち込んでいたリリーにメルの母親が伝えた"もう一つの力" とは?…「まだ春にならないのかしら……?」ひとりの少女が、どんよりと曇った空を見てつぶやきました。ため息は、すぐにふわりと白色に変わっていきます。三つとなりの村に住んでいる友達からは、手紙と共に、春の花で作った押し花が送られてきました。それなのに、彼女が住む村には、まだ春はやって来ません。「リリ…
少女の記事一覧
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小説『春を呼ぶ少女』【最終回】桜小路 いをり
誰も家をでない寒い冬の日、石畳を軽やかに歩く馬のひづめの音が聞こえて...
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小説『春を呼ぶ少女』【第9回】桜小路 いをり
春を運ぶだけじゃない――落ち込んでいたリリーにメルの母親が伝えた"もう一つの力" とは?
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小説『春を呼ぶ少女』【第8回】桜小路 いをり
女の子の赤い手袋を森の入り口から持ってきてしまった小鳥。でもその小鳥が手袋をもってきたのにはある理由があり…
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小説『春を呼ぶ少女』【第7回】桜小路 いをり
白銀に輝くオオカミ…その背後から十歳くらいの子どもが現れた。白い肌に白い髪、そして特徴的にとがった耳。エルフだ。
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小説『春を呼ぶ少女』【第6回】桜小路 いをり
「落としちゃったの…お母さんが編んでくれたのに」―森の入り口に小さな人影。 近づくと、そこにいたのは女の子で…
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小説『春を呼ぶ少女』【第5回】桜小路 いをり
美しい衣装を身にまとった「春を呼ぶ少女」リリー。愛馬フルールとともに村の家々をひとつひとつ回り春を呼ぶ
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小説『春を呼ぶ少女』【第4回】桜小路 いをり
本当は、この日が来るのがほんの少しだけ怖い。春を呼ぶ仕事を終え、村が春を迎えてしまったら、「春を呼ぶ少女」としての私は…
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小説『春を呼ぶ少女』【第3回】桜小路 いをり
フルールに乗って走っているときだけは、心に絡みつく重苦しい想いが遠くに行ってしまうような、晴れやかな気持ちになれた
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小説『春を呼ぶ少女』【第2回】桜小路 いをり
母に代わって役目を果たす彼女を、村の人々は「春を呼ぶ少女」と呼んだ
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小説『春を呼ぶ少女』【新連載】桜小路 いをり
少女が亡くなった母親から受け継いだある力。そしてこの村に伝わる物語とは?