ネムはふたりがこまっているのをみて、ジドの体をそっとなでて、よだれをたらしながらいった。「ジド、どんれじょうらい。どうだんも、があだんも、よどごぶがあね」ジドは立ちあがった。そしてネムがピョーンとさけぶと、庭の小さな木のうえをとびこえ、ピョーン、ピョーンというと、そばの少し高い木のてっぺんまでとびあがった。しかし、それ以上は、どんなにいっても、とぼうとはしなかった。旦那はがっかりした。体の大きな…
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小説『ネムとジド』【第5回】喜田 美樹
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小説『ネムとジド』【第4回】喜田 美樹
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小説『ネムとジド』【第3回】喜田 美樹
鳥たちのように、高くも、遠くも飛べないが、それでも空を飛んだのだ。愛犬が導く新たな一歩
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小説『ネムとジド』【第2回】喜田 美樹
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小説『ネムとジド』【新連載】喜田 美樹
おしゃべりはうまくできないけれど、大声でうたいだすと動物たちが耳を澄まして…