【前回の記事を読む】その瞬間、ごろつき連中にやられて倒れていたはずの男の目がバッと見開いた。目をつぶったままの少女を見た瞬間だった。「これは、まさか七夕(たなばた)か? 七夕は七月の文月でなかったかい。おいらの地元ではそうだけどもなあ……」勘治は大きな目で不思議そうに七夕のような飾りを見た。「あ、そうだね、お前さんは信濃の生まれだったね。そう、本当は七月七日が本来の七夕なんだけど、ここ、直江の津…
越後直江の津の記事一覧
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小説『ながれ星 冬星』【第5回】石田 義一郎
「ニャー」赤毛のトラ模様の猫が入ってきた。すると今まで寝ていた男がひどく怯えた様子でガバッと起き上がり…
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小説『ながれ星 冬星』【第4回】石田 義一郎
その瞬間、ごろつき連中にやられて倒れていたはずの男の目がバッと見開いた。目をつぶったままの少女を見た瞬間だった。
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小説『ながれ星 冬星』【第3回】石田 義一郎
「おう熊、かわいがってやれ!」 巨漢は唸り声を上げ、男の背中に尻を落とした。大きな衝撃が橋全体を包み、関節のきしむ音がした――
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歴史・地理『ながれ星 冬星』【第2回】石田 義一郎
橋を渡ろうする母子から通行料を取ろうと、男が子供に手を伸ばした瞬間二人の間に割って入ったのは…
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歴史・地理『ながれ星 冬星』【新連載】石田 義一郎
風変わりな雰囲気を醸し出している渡世人風の男はどこから来て、どこへ行こうとしているのか…