二歳を過ぎても言葉がでない。いよいよ妻と私は心配になった。妻が国立の大きな病院を予約したので一緒に行った。医者は、脳のCTスキャンを撮った後、ショーと他の子供達を一時間位遊ばせ様子を見ていた。その後、医者の言葉は、まさに私達夫婦を奈落の底に落とす言葉であった。医者は他人事の様に言った。いや、客観的な事実を私たち夫婦に伝えただけかもしれない。しかし、私たち夫婦には『非情』の言葉に聞こえた。「この子…
家族の絆の記事一覧
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小説『ショー失踪す!』【第17回】コミ―
二歳を過ぎても言葉がでない…夫婦が絶望した、医者の一言
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小説『ショー失踪す!』【第16回】コミ―
一歳すぎても発語がない。ショーは本当に大丈夫なのだろうか?
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小説『ショー失踪す!』【第15回】コミ―
「ショー、ショー、ショー!」自転車を漕いで叫び続けたが…
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小説『ショー失踪す!』【第14回】コミ―
娘の作文を興味津々で読み始めた。「もしかしたら私の娘は…」
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小説『ショー失踪す!』【第13回】コミ―
「お父さんとお母さんはパチンコに行って居ないの」
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小説『ショー失踪す!』【第12回】コミ―
純粋すぎる自分の子供の言動に黒い妄想が止まらない
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小説『ショー失踪す!』【第11回】コミ―
煙草に火をつけ、一服。でもブランコが止まってショーが…
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小説『ショー失踪す!』【第10回】コミ―
止まれ止まれと私の背中を頭でド突くのだ。【ショーとの散歩】
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小説『ショー失踪す!』【第9回】コミ―
「もっとかまって」のサイン…本の表紙やカバーを破って捨てる
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小説『ショー失踪す!』【第8回】コミ―
右手を見せて「血が出ている」と訴えてくる。溜息しか出ない…
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小説『ショー失踪す!』【第7回】コミ―
「やべー、ショーが脱走した!」急に静かになったら危険信号
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小説『ショー失踪す!』【第6回】コミ―
「私の話、全然聞いてくれない…」こうなると押し黙る以外ない
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小説『ショー失踪す!』【第5回】コミ―
「女子トイレに変な子が居る」という声が…ショーに違いない!
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小説『ショー失踪す!』【第4回】コミ―
流行っていた曲「神田川」に影響されてか分からないが同棲した
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小説『ショー失踪す!』【第3回】コミ―
1時間以上も見つからないとやばい。もし車に跳ねられたら…
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小説『ショー失踪す!』【第2回】コミ―
妻からの緊急連絡が…「警察に迷子の捜索を依頼しました!」
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小説『ショー失踪す!』【新連載】コミ―
息子は第一種知的障害で言葉は出ない。一生言葉はないだろう。
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エッセイ『六根清浄 親と子の絆』【最終回】永久
失った心を取り戻せたんだもの!前向きに生きて行こう
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エッセイ『六根清浄 親と子の絆』【第40回】永久
心に突き刺さっている昭和四十九年冬の裸事件
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エッセイ『六根清浄 親と子の絆』【第39回】永久
火事場の馬鹿力で別居へ…安心して休めることの有難さを痛感