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家族病

彼が膵炎で十数回入院を繰り返したことについて綴ります。

■酒害相談

「お前のために俺はダメになった。お前は俺に酒を飲ませ、俺を酒飲みにしただけじゃないか!」と言われるようになっていたのでした。

その頃の私のメモの中には、「父も弟も、そして夫も、また子供たちもダメにしてしまうのだろうか。怖い!」と書いていたのです。

昭和六十二年四月、連続飲酒中の出来事です。首を絞められたのです。「これでもう終われる」と抵抗しませんでした。逆らうことも考えられなくなっていました。「もういい、これで死ねるんだったら、それでいい」と、目を閉じてそのままにしていました。すーっと気が遠くなっていくのがわかります。一時わからなくなっていました。

そんな私の様子に慌てたのでしょうか、急に手の力を緩めたようでした。私はその場に倒れ込み、目は鬱血して真っ赤になっていました。眼科を受診しましたが、理由を聞かれても答えられません。言いようがないのです。

平成元年でした。何とかしなければという気持ちになっていました。