天才の軌跡③ 海と太陽と鉄――三島由紀夫三、鉄海が母、太陽が父を表していたのに対して、鉄は三島由紀夫自身を表している。このことについての例を引用して示すと、「硬い心、鉄の錨(アンカー)のように硬い心、と彼は何度も口の中で言ってみた。するとどうしても自分の正真正銘の硬い心を、手にとって見たくなった」(『午後の曳航』)という文があり、また『太陽と鉄』と題した評論は自伝的なものであり、太陽=父に対して…
評論
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『天才の軌跡』【第21回】堀口 尚夫
ロマンチックの病を病んでいる
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『天才の軌跡』【第20回】堀口 尚夫
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『天才の軌跡』【第19回】堀口 尚夫
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『天才の軌跡』【第18回】堀口 尚夫
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『天才の軌跡』【第17回】堀口 尚夫
黄金郷にもどることを望んでいた
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『天才の軌跡』【第16回】堀口 尚夫
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『天才の軌跡』【第15回】堀口 尚夫
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『天才の軌跡』【第13回】堀口 尚夫
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『天才の軌跡』【第12回】堀口 尚夫
小間使に送ったラブレターが当主に露見した
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『天才の軌跡』【第10回】堀口 尚夫
死による母親との再融合を望んでいる
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『天才の軌跡』【第9回】堀口 尚夫
長生きするのはいやだ
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『天才の軌跡』【第8回】堀口 尚夫
心理学の本よりも古代学の本の方をたくさん読んでいる
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『天才の軌跡』【第7回】堀口 尚夫
ユダヤ人に対する偏見の強い社会に生きていた
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『天才の軌跡』【第6回】堀口 尚夫
驚くべき量のラブレターである
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『天才の軌跡』【第4回】堀口 尚夫
フロイトが母親からかわいがられていた事実
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『天才の軌跡』【第3回】堀口 尚夫
教会で聞いた天国と地獄の話をくり返し両親にした
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『天才の軌跡』【第2回】堀口 尚夫
夢を見る理由は、その人の願望充足である
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『ひたすら病める人びとのために(上)』【新連載】
沖縄セントラル病院理事長の歩みの記録。「現場に身を置く」大仲医師の心。