爽南美 ルリア

苦労と情熱の半生を海外で過ごし、執筆を再開。
社会システム是正構想プロジェクトの制作を通じ、社会の根幹を思想・哲学・政治・経済の観点から再構成する作品世界を構築している。

高度な科学技術と人類の進むべき道を描く「ルイセイ」シリーズを刊行中。

掲載記事

書籍

  • ルイセイⅠ
    遭遇と変容
    爽南美 ルリア
    出版社名:Amazon Kindle Direct Publishing
    絶望は奇跡の入口だった。煌めく水晶の地底湖に現れた比類なき美の王女。 その邂逅は、沈んだ人生の反転を告げていた。
    星月夜に照らされた丘、朝靄の立ち込める幽玄な森で、若き日のジュランは測り知れない知性と雅量を備えた貴人に遭遇する。すべてが申し分なく優れ、秀麗な容貌を持つ貴人に尽きない憧憬を抱く彼女は、謎に包まれた彼の正体を探っていく。その過程で思いがけず桁違いの富を与えられ、貧民から貴族的淑女へと変容を遂げ、彼女の不遇な境遇は一変する。
    ユーモラスな奮闘を経て、楽園とも言うべき高級リゾート邸へ移ると、豪奢な生活が彼女を待っていた。
    そしてついに、想像を超えた高次元文明の実像を知らされる。
    高度な革新的科学技術を基盤に理想社会を築いた宇宙の果ての星――ルイセイ。
    羨望の実体が創出する魅惑の世界と、世知辛い人間社会の狭間で、ジュランの運命は揺れ動く。
    彼女を通じ、地球規模の解かれざる難題が浮かび上がる。
    人はなぜ苦しみ続けるのか。
    悲痛な呻きに満ちる地の様相を、ルイセイから来た神の如き超頭脳の貴人が透視する。
    混迷する地球の再生をかけた具体的な視座は提示されるのか。哀切な希求は深まっていく。
    無限のカオスの循環に、終止符を打つ叡智が動き始める。

    第一巻は、壮麗な未来科学と完成美の人物像を描きながら、やがて明かされていく「救済思想」への序章として、人類が立つ地点を照らし出す。